間接照明と視力

間接照明というと暗いところにぼんやりとした明かりがある状態を思い出すかと思います。ここで普通に思うことは「暗い中にいて眼が悪くならないのか?」ということだろうと思います。私もこれだけ間接照明をオススメしておきながら視力に悪いのではまずいかな・・・と思いましたので、一応ネットやら本やらであれこれと調べてみました。その結論ですが、まずは「使い方によって間接照明は眼に悪影響はない」というものです。そしてさらに・・・と、この後は読んでみてくださいね。

間接照明の目的と目の疲れ

間接照明の目的や器具によって、手段は変わってきます。このうち天井などに反射させて全面を照らす方式の間接照明については影になる部分が少なく、強力な光源を直接見ることが少ないためにかえって眼にいい!と言ってもいいと思います。また、パソコンの画面やテレビモニター周りの雰囲気を高めたり補助的に使用したりする間接照明では直接照明に比べて暗いのでやや眼が疲れてくるかもしれません。

最後の照明のお話にも書きますが、日本人の眼はもともと明るさに強く暗さに弱いというのが特徴なので、作業を行う際にはある程度の明るさがないと眼が疲れてしまうということになります。目が疲れる=視力の低下を招くということがありますから、作業を行う際には充分な光量の確保をした方がよいのです。

じゃあ間接照明は眼に悪いのか?

これは使い方次第ということになります。日本人の場合、間接照明を使って何らかの作業をしようとするとどうしても光量不足になりがちなので、インテリアなどによって作業ポイントに影が出来てしまうといった場合には補助照明をつかうなりして明るくするのが大事です。

ホームシアターなどを楽しむ際には、ピンポイントで間接照明を使用しながら、モニターやプロジェクターなどの光量を調節しましょう。間接照明とモニターの明るさがアンバランスだと眼を疲れさせてしまいます。逆に言えばこうした「あわない間接照明」や「インテリアを考えない間接照明」を行わなければそれほど視力に悪影響がでる、ということは無いはずです。

ミラーボールやキャンドルによる間接照明

キャンドルこちらは暗い部屋で、動く光をゆっくり楽しむのがポイントの間接照明なのですが、当たり前ながら暗い部屋で光を眼で追うのは眼が疲れてきます。こうした動きがある間接照明では出来るだけ長時間見続けないようにしましょう。目の端に光の動きを楽しみつつ、ちょっと一杯・・・といったくつろぎ感覚を楽しんでください。

特に炎の動きは直視していると精神的にも気がはやってしまい、くつろぎというより気分が燃え上がってしまうことになります。間接照明でゆっくり癒されるためにも、視力のためにもあまりじっくり観察するのは避けた方が無難です。まあ、逆に気分を燃え上がらせたい、雰囲気をぐっとアップさせたい・・・というときにはキャンドルをどんっとテーブルにおいて差し向かいになるというのも間接照明の技術なので、眼を悪くしない程度に頑張ってみて下さいね。

間接照明と視力のまとめ

結論は至って明確です。つまりは間接照明も使い方次第では視力に悪影響を与えるし、使い方さえ間違えなければ悪化どころかかえって眼にいいことがある、というわけですね。

西洋の住まいに比べれば日本の住まいはかなり直接照明のパーセンテージが大きく、最近になってやっと見直されてきたのが現状です。つまり西洋では別に昔から間接照明の比率が高かったわけで、それが原因で視力が落ちたということは問題にならなかったことを考えれば、「使い方次第」という結論で間違いないと思います。

ただ、日本人の眼は暗いところが苦手というふうに設計されていますから、作業を行うときには明るくしましょう。使い分け、TPOがなにより大事です。

照明のお話「黒い眼」

サングラス日本人がサングラスをかける理由は大抵がおしゃれだとかそういったファッション上の理由だと思います。ところが外国のかたがたはそうじゃなくてもうちょっと切実な理由があるのです。それが彼らの青い眼。青い眼ということは日本人に比べて目の色素が薄く、光をより多く感じることが出来る代わりに明るいところに弱いので、サングラスをかけて眼を保護しようとしているわけです。つまり同じ明かりでも日本人は暗く、西洋人は明るく感じてしまうのですね。

これ、例えば絵画をとってみてもお分かりのように西洋の絵はどちらかといえば明るい色彩のものが多くなっています。同じ花、同じ題材をとっても色調が変わってくるのはこういうわけなのです。


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